くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」

ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲

前作からの続編として登場した期待の一本。

なにやら訳のわからない機械にかかっている主人公市川新一(哀川翔)、そして15年後の2025年に移って、ゼブラクィーン(仲里依紗)歌うロック調のハイテンポな曲で映画は始まります。
導入部はわくわくする、そして、宮藤官九郎ならではの訳のわからないつっこみシーンの連続と何でもありのはちゃめちゃな展開のオンパレードに、またまたゼブラーマンワールドがここぞとばかりにスクリーンを占拠する。

仲里依紗のエロいコスチュームとかなりお下品な三池崇史監督のカメラアングルがおじさん心をくすぐりながら、グロテスクなエイリアンとの戦いを描いていくストーリー展開は完全にお気楽な娯楽B級映画。
女性、子供にはお勧めできないところがちらほらあるところもまた前作同様の乗りのよさで、最後までばかばかしく引き込まれていきます。

ややお年を召した哀川翔は今回ちょっと存在感が薄れ、セクシーなゼブラクィーン仲里依紗の魅力が前面に押し出された作品で終始しました。

ストーリー展開の中にも何度となく前作のシーンを挿入し、ちょっと第一作に頼りすぎた感がないでもありませんが、例によって、はじけきった娯楽の世界はあれはあれでお下品なわらいを一貫して、楽しんだ2時間あまりでした。

物語の構成や映画のリズム感はやはり第一作のおもしろさにひけはとるものの、馬鹿さ加減爆発のラストシーンはどこか哀愁を醸しだし、あきれてものがいえないままに、この不思議ワールドに納得して劇場をでてきました。好きな人にはたまらない一本でしょうね