くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「アンチ・ライフ」

「アンチ・ライフ」

なんの工夫もない典型的なB級映画。正直使い古された展開とラストシーンの適当さには参った。まあ時間つぶし程度の映画でした。監督はジョン・スーツ。

 

謎のウイルス流行により人類滅亡の危機に瀕した地球、選ばれた富裕層の人類最後の五千人がニュー・アースという新天地を目指して旅立とうとしていた。ここにノアと妊娠している恋人のヘイリーは今まさに最後の宇宙船に乗ろうとしていた。ヘイリーはこの宇宙船を指揮するアダムス提督の娘なのでそのまま通過したが、ノアははじかれる。しかし何とかもぐりこんだノアは一人の兵士クレイと知り合う。

 

クレイはノアを部下のようにして面倒を見て密航者であることを隠す。そんなとき、ある生物が船内で目を覚ます。そしてその生物を飲み込んだ一人の兵士が凶暴になり同僚を殺したうえ死んでしまう。

 

異変を察知したクレイらはエイリアンに支配された兵士たちと闘い始めるが、武器が効果がない。何とか救命室に逃げ込んだ彼らは、ノアの提案でノアが通気口から冷凍睡眠している提督をおこしに行くことにする。そしてノアはアダムス提督ら軍人をおこし、エイリアンに反撃に向かうが、殲滅させられてしまう。あっさりである。

 

強烈な化学反応を起こす洗浄剤で溶かすことを気が付いたノアはクレイに提案し、その洗浄剤を銃に詰め込み反撃にでるが、エイリアンは人体を集めて巨大化していた。クレイは自らを犠牲にしてノアとヘイリーを脱出ポッドに乗せニュー・アースに送り出す。

 

ニュー・アースに着いたノアたちだが、そこで見たのは既にエイリアンに犯された人類と巨大なエイリアンだった。ノアは敢然と立ち向かい映画は終わる。

 

まあ、適当な映画である。時間つぶし程度以外の何物でもない作品だった。