くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「SING シング/ネクストステージ」「ステレオ/均衡の遺失」「クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立」

「SING シング/ネクストステージ」

一作目も楽しかったので、今回も見に行く。歌のシーンは最高に楽しいけれど、そのほかは普通のアニメでした。ここがディズニーとの大きな差かもしれません。絵も美しいし、曲もいいし、歌声も素晴らしい。それだけで十分な映画でした。監督はガース・ジェニングス。

 

バスターのニュー・ムーン・シアターでは今夜は不思議の国のアリスの演目で盛況だった。しかし、憧れのクリスタル・タワー・シアターでのショーを開催したく、オーディション担当の人が見にきていたが、途中で退席されてしまう。そこでバスターはオーディションに強行的に参加すべく作戦を立て、直接社長ジミーにアピールすることにする。

 

無理矢理オーディションに参加したバスターたちは伝説のロック歌手キャロウェイを出演させるという奇策を提案し、ステージを任されることになる。しかし、キャロウェイ出演の交渉に行くが、彼は妻が亡くなって十五年間一度もステージに立っていなかった。人を変え手を変え交渉を繰り返し、なんとか承諾を得るが、今度はジミーの娘を降板させたためにジミーの怒りを買って舞台は中止になってしまう。バスターたちは、それでも、ジミーに内緒で一回限りのステージを実現して大団円、映画は終わっていく。

 

アニメとしても、映画としても普通レベルの一本ですが、楽曲や歌が楽しいので、見る値打ちはある映画でした。

 

「ステレオ/均衡の遺失」

デビッド・クローネンバーグ初長編作ということで、興味本位に見にいったが、本当に退屈な作品だった。映画学校の学生の卒業制作のような映画で、環境音や音楽を完全にカットしてサイレント映像のような展開の中に一人台詞の言葉が流れてくる。どうやら、テレパシーの研究所における実験の物語のようだが全くついていけなかった。

 

「クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立」

デビッド・クローネンバーグ長編二作目ということで、上記と抱き合わせの作品なので、見たけれど、こちらも全くついていけない。ルージュ病という病の流行と肉体の変化をテーマにした作品らしいが、一人台詞の解説以外は映像のみで語っていくだけの作品で、最後まで物語が掴めなかった。ただ、色彩や構図を意識した画面作りはそれなりに見所のある映画でした。