上戸彩の映画ということでしかなかった作品として見に行った「インストール」
なんと、予想以上になかなか良い映画でした。
上戸彩と神木隆之介の掛け合い漫才のような会話。その背後にリズム感たっぷりに流れる音楽。
テンポが見事でリズムが抜群。演技、セリフ、音楽が一体になった楽しい作品。秀作でした。
まだまだ終わって欲しくないくらい、もっと次をもっと次をと思ってしまう展開なのです。
結局、かずよし君が飼っていた微生物はなんだったのでしょうか?どうして、出てくるパソコンがどれもアップルなのでしょうか?どうして小学生の部屋があんなにおしゃれな家具で埋まっているのでしょうか?朝子は自分の部屋の家具をどうやって一人でエレベーターまで運ぶことができたのでしょうか?
いったい、どういう仕組みでお金が入ったのでしょうか?(ふつうは口座とかが必要なので・・)
いろんな謎が、軽妙の中のテンポの良い物語の中に点在します。それをこだわればこだわったでおもしろいし、軽く流していけばそれなりにコミカルな一面として楽しめるし、それぞれの設定や会話や場面が原作にも存在するのかはいまの時点では、読んでいないので判らないのですが、おそらく脚本家大森美香の手腕に寄るところが多いのではないでしょうか。
手がけたテレビドラマの中ではそれほど卓越しているようには思えない脚本家ですが、やはり一時間半あまりの作品となるとその才能が凝縮されたのでしょうか。
さらに、やはり上戸彩の演技力にも脱帽しました。
最近はテレビドラマや歌、コマーシャルに力が入っているように思えていましたが、やはり映画に出てこそ彼女の演技力の才能は開花しますね。
軽妙な会話の掛け合いの中で見せる間の取り方のうまい笑顔、仕草はさすが。
画面の半分を彼女の顔が埋め尽くすラストシーンも全然違和感のない存在感はやはり応援しがいのある女優さんですね。
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