「インクレディブル・ファミリー」
やっぱりディズニーは面白い。何と言っても作劇のうまさはいまだに世界一だと思います。前作を見ていないのですが、単純に楽しむことができました。ただ、ここまでできるならもう一工夫ストーリーを練りこんだらもっと面白かったと思います。
ヒーロー禁止法が施行され、スーパーヒーローは物を壊すばかりでマイナス面ばかりという風潮が広がっている。インクレディブルファミリーもその行動が非難されたり制約されている。
ところがここに彼らを支援しようとする男が登場、インクレディブルファミリーのイラシティガールを支援して、もう一度ヒーローたちを見直させようとする。
ところがスクリースレイヴァーと呼ばれる謎の人物がテレビ画面を通じて人々を操るようになり、実は支援してきた男の妹であることがわかり、その危機を救うためインクレディブルファミリーが立ち上がるのがクライマックス。
一方、インクレディブルファミリーにはジャック・ジャックという赤ん坊が生まれ、しかも様々な超人的な能力を発揮、そのコミカルさも見せ場になる。
ジャック・ジャックがアライグマと戯れる、いわゆるディズニー得意の動物ジーンが、目立って面白いが、ほかはそれほど優れたできに仕上がっていないし、ストーリー展開がややありきたりで平凡なのも残念。
全体に、それなりのレベルに仕上がっているが、もうちょっと面白くなりそうなのにと思える映画でした。