くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!」「ゴーストバスターズ アフターライフ」

アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!」

たわいない話ながら、今回もウエンズデイを中心にした物語で楽しめた映画でした。監督はグレッグ・ティアナン。

 

思春期を迎えたウエンズデイは、どこか家族との間に溝を感じていた。遺伝子研究をする彼女は一人の科学者ドクターストレンジに狙われ始める。ウエンズデイと絆を取り戻そうとするアダムスファミリーのゴメスは家族旅行を計画、アメリカの名所巡りに旅立つ。その先々での騒動を物語の中心にしてストーリーは展開、さらにウエンズデイがゴメスらの実の子供ではないというDNA検査の結果が出て、新たな展開へ進んでいく。

 

ドクターの実の娘だとわかったウエンズデイだが、どこかおかしい。実はドクターは自身の研究のためにウエンズデイの知識が必要だった。そしてDNA鑑定も嘘だとわかる。そしてゴメスたちはドクターを倒し、ウエンズデイも取り戻してアダムスファミリーがまた一つに戻って映画は終わる。

 

第一作もウエンズデイの切ない物語が中心で楽しめましたが、今回も彼女のキャラクターが映画を引っ張っていき感じで面白かった。

 

ゴーストバスターズ アフターライフ」

何の脈絡もないめちゃくちゃなストーリー展開ですが、思いのほか面白かった。娯楽映画はこれくらい思い切って作ってもいいと思う。監督はジェイソン・ライトマン

 

1928年一人の男が何やら不気味なものを誘き寄せて、自分の家の畑で捉えようとしているのか構えている場面から映画は始まる。しかしその男が最後のスイッチを入れるもショートしてしまう。そして時が経って現代、科学が大好きな主人公の少女フィービーはこの日も騒動を起こしていた。自宅アパートを追い出された母と兄と一緒に田舎の祖父の家に引っ越すことになる。フィービーはそこで奇妙な機械を見つける。ところが、誤ってトラップを開けてしまい、そこに閉じ込められていた鉄を食べるゴーストを解放してしまう。

 

フィービーたちは地下室で奇妙な銃を見つける。それは、かつて祖父がゴーストバスターズで、その時にゴーストを捉えるための銃だった。一方、フィービーの兄トレヴァーは、思いを寄せるキャリーと街の外れの山の地下にある不気味なものを発見する。そこには、かつて祖父が閉じ込めた破壊神が封印されていた。破壊神はもう一度この世に戻るためにしもべとなるゴーストを呼び出し、フィービーの母やグルーバーソン先生を操って着々と計画を進めていた。そんな状況を把握したフィービーたちは、祖父が作った装置を使って、再度徹底的に封印すべく行動を開始する。

 

ところがあと一歩というところで、また装置がショートしてしまう。迫ってくる破壊神になすすべもなくなるフィービーたちだが、間一髪、懐かしいゴーストバスターズが応援に駆けつけ、彼らと力を合わせて見事破壊神を封印してトラップに閉じ込めてしまう。こうして映画は終わる。

 

とまあ、こんな話だったように思いますが、ゴーストが解放されるくだりがいかにもとってつけたようだし、フィービーたちが何のヒントもなくゴーストバスターズの機械を使いこなす展開はかなり無理がある。とは言っても、スペクタクルな映像展開が結構面白いし、余計なことを考えずに見せ場を追いかけていくだけでも十分楽しめる映画に仕上がっています。こういう職人芸的な演出ができる監督が少なくなりました。