くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「ドクター・ドリトル」「ランボー ラスト・ブラッド」

「ドクター・ドリトル」

なんともつまらない映画だった。CGがやたら仰々しいので余計に退屈さが倍増してしまいました。下手くそな脚本とセンスのない演出で映画全体のリズムが全然乗ってこない上に、小ネタが全部飛んでしまって、ドタバタしてるうちに映画が終わってしまった。動物の声をした俳優が今をときめく俳優ばかりというのだけで見どころ?聞きどころという映画だった。しかも女王が美しくない。まいった。監督はスティーブン・ギャガン。

 

ある少年が、叔父と猟にきている。誤ってリスに重傷を負わせ、助けるためにオウムに導かれてドリトル先生の屋敷へ。一方女王の病気を治すために女王の命令でドリトル先生の屋敷を訪ねてきたレディローズ。しかし冒険家の妻を亡くして隠匿生活をするドリトル先生はなかなか承知しないが、すぐにあっさり引き受けて、バッキンガム宮殿へ動物たちと向かう。

 

診察したドリトル先生は、エデンの樹の実を持ってこないといけないことがわかり冒険に出ることに。しかし、女王に毒をもったのは側近で、ドリトル先生を阻止すべく軍艦で追いかける。

 

妻の探していた島こそエデンの樹の島で、そこを目指すが、その妻の義父の島で追ってきた悪者に阻まれて、一時は挫折するドリトルたちだが、義父の助けで、船をあてがわれ、エデンの樹を目指す。そしてたどり着いたがドラゴンが守っていたので、それとの大バトルして無事手に入れ帰還してハッピーエンド。

 

ドラゴンとのバトルが最後の見せ場なんだろうが大したことはないし、エデンの樹を見つける下りのサスペンスも全然だし、追いかけてきた悪者たちとの丁々発止も適当。ここまで力の入っていない映画も珍しいと言える映画でした。

 

ランボー ラスト・ブラッド

素直に面白かったです。ワクワクドキドキ大エンタメを楽しみました。少々物語に粗はありますがそれdwもやはりスタローンはヒーローだと思います。監督はエイドリアン・グランバーグ。

 

嵐で、遭難者を捜索する保安官たち。土石流が迫っているからと撤退するがボランティアで馬に乗った一人がいない。これがランボー。全員は助けられなかったものの、一人救出してカットが変わる。

 

牧場で馬の調教をして暮らすランボーは、古い友人のマリアの孫娘ガブリエラと、マリアおばあさん三人で平和に暮らしている。ある時、ガブリエラは幼い頃に別れた父親がメキシコにいるのをかつてのガブリエラの友人に教えられる。しかし、そもそもガブリエラをランボーらが育てざるを得なくなるほど最低の父親だったので、メキシコへ行くのを反対するランボーたち。しかし、ガブリエラは単身メキシコへ行き、父に会うが素っ気なくされ、落ち込んだガブリエラは友人に勧められるままに飲みに行く。そこで、人身売買を仕事にしている男に拉致されてしまう。

 

行方がわからなくなったという友人からの知らせでランボーがメキシコへ行くが、いかにも如何わしい組織に袋叩きになってしまう。瀕死の彼を助けたのがフリーのジャーナリストで妹を人身売買の組織の拉致され殺されたカルメンという女性。

 

四日間眠り続けた末に意識を取り戻したランボーはガブリエラの友人を問い詰め、なんとかガブリエラを救出するが、すでに薬を打たれ痛めつけられていたガブリエラは、帰る車の中で死んでしまう。この展開はさすがに切ないですね。

 

ランボーは復讐を誓い、兼ねてから牧場の地下に作っていた洞窟(なんでこんなの作ってるのか不明)にたくさんの罠を仕掛け、再びメキシコへ。そこでカルメンに会い、手伝ってほしいというが、何を手伝ったかの描写はなく、ガブリエラを拉致した男ビクトルを殺す。

 

ビクトリの兄ウーゴが組織のボスで、ランボーを血祭りに上げるべくランボーの牧場へ。こうして迎え撃つランボー一人対大勢のならず者という構図が完成、後はランボーの見事な罠が次々と相手を倒していく。そして最後にウーゴを鉄弓で貼り付けて、心臓をえぐって復讐を果たす。

 

暮らしていたお婆さんは去り、傷ついたランボーはロッキングチェアに座って映画は終わる。まあ、単純に面白い。あれ?あれ?はちらほらあるのですが、とにかく楽しめるし、やはりランボーはヒーローです。面白かった。