くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「トロン:レガシー」

トロン:レガシー

1982年、革命的なCG映画「トロン」が公開されてから約30年、続編として公開された今回の作品はまさに時代が追いついたCG映画でした。
3D映画として公開された作品ですが、特に岸和田にできたImax3Dという最新システムに寄る上映方式で見てきました。かなり期待していましたが、3D映像としては昨年からの方式と大佐はないように思いました。ただ音響がすごくて、後ろの人の会話が聞こえないくらい迫力がありました。

物語は単純で、オリジナル作品の続編20年後から始まって、今や一人歩きしているトロンの世界で父親を救出しようとする息子の話になっています。当然、CG場面が最大の見所ですが、さすがに時の流れを感じさせるほどオリジナル版とは格段に進歩したゴージャスな映像が所狭しと展開します。そんな映像がIMAXの巨大なスクリーンと大音響で彩られるのはものすごい迫力ですが、3Dの意味合いは今ひとつ感じられないのは最近の3D映画と同様でした。

ストーリーが単純なので、映像を楽しむのが主とはいえ、クライマックスが微妙にくどい理屈のシーンが長すぎるような気がしないでもない。このあたりは未だにディズニーの実写映画の欠点でもありますね。どこかに教訓めいたシーンを入れたがるのはやはりディズニー。もう少しクライマックスは一気に畳みかけていった方がおもしろかったと思います。