2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
「ビートルジュース ビートルジュース」 めちゃくちゃ面白かった。「シャイニング」「カリガリ博士」「キャリー」「DUNE砂の惑星」などなど有名ホラーやSF映画のパロディを散りばめ、少々てんこ盛り感のあるストーリーも、独特のマペットアニメで突っ走って…
「アクション・ミュタンテ」 エログロコメディと例えられるような作品で、決して凡人の作った映画ではないように見えるし、しっかりとした個性はのちの作品を彷彿とさせるが、いかんせんめちゃくちゃな展開と映像である。終始、鮮血が舞っているし、どぎつい…
「本日公休」 ヒューマンドラマという言葉がぴったりのとってもいい映画だった。人生の時の流れ、人々との心の交わり、そんな温かい日常がスクリーンから溢れてきます。巧みに時を交錯させる構成も、やりすぎず単調すぎず、その変化のリズムがかえって人生の…
「可愛い悪魔」 ブリジット・バルドーの魅力とキャラクターが爆発した作品で、演じた女性イヴェットのなんとも言えない小悪魔的な存在感は彼女無くして描けなかったろうと思える一本だった。ニヒルな役のイメージしかないジャン・ギャバンのチグハグにさえ見…
「私生活」 ブリジット・バルドーの実生活を重ね合わせたような作品ですが、期待以上の傑作でした。細かいカットとフェードインフェードアウトを繰り返し、緊張感を決して途切らせない演出で描く一人の女優の半生。クライマックスの畳み掛けとラストシーンの…
「ビバ!マリア」 めちゃくちゃに良かった。ユーモア満載の演出に、シリアスな話もコミカルにファンタジックに展開する様は群を抜いた傑作の風格十分。しかも大作らしい大群衆のクライマックスは映画というものを堪能させてくれます。ラストは拍手喝采してし…
「ラムの大通り」 名作だった。こんなロマンティックコメディを作っていた時代が羨ましいくらい、映画が夢の世界だった頃の一本を見た気がしました。どこまでが現実でどこまでがファンタジーか、何もかも笑い飛ばしてしまう陽気さに終始画面を見入ってしまい…
「ぼくのお日さま」 抑えた色調と淡々と落ち着いた演出、ボソボソした台詞回し、一冬のピュアなラブストーリーを描かんとした意図はわかるし、決してクオリティが低いわけではないのですが、こんなシンプルなお話にもゲイテーマを入れないと展開できない作劇…
「花嫁はあまりにも美しい」 ほんのり楽しいラブコメディというおしゃれな映画だった。テンポがいいし、決して良くできていないのですが、どんどん引き込まれるのは脇役がいいのでしょうか。クライマックスが少々くどいので、ここを鮮やかに締めくくれば傑作…
「恋するオペラ」 ブリジット・バルドーレトロスペクティブの一本で、彼女の初期の映画。たわいない恋愛ストーリーで、学校の先生に憧れる女学生の恋に翻弄される姿を淡々と映画いていく作品で、脚本にロジェ・ヴァディムが参加している。監督はマルク・アレ…
「アビゲイル」 期待のホラー映画、その期待を裏切らないめちゃくちゃ面白かった。吸血鬼映画はこうでないといけないと言う常道をしっかり抑え、それでいて今風にグロテスクで、それでいてユーモア満載の設定で楽しませてもらいました。ストーリーのオリジナ…
「カミノフデ 怪獣たちのいる島」 CG全盛期にあって、着ぐるみ特撮への熱い想いが全開、そして見ている私たちも、忘れかけていた特撮への浪漫を思い出させてくれるとってもほのぼのとした良い映画でした。しかも、着ぐるみ特撮がこんなに迫力があったんだと…
「エイリアン ロムルス」レイン、アンディ、タイラー かなりグロテスクになっているものの、見せ場の連続で、単純に全編面白い。ドラマ性は完全に排除し、エイリアンというブランドを最大限に生かした作劇はなかなか見ものの一本だった。監督はフェデ・アル…
「映画検閲」 90分弱の映画ですが、なんともキレのない典型的なB級サスペンスホラーでした。現実と妄想が混濁していく流れもあまり工夫がないし、なぜ主人公がそういう行動になったかという真実のきっかけのキーワードがほとんど描かれていないので、話が見…
「チャイコフスキーの妻」 とにかく画面が暗くて、映像も抽象的で、物語も時間や空間をすっ飛ばして描いていくのでしんどい作品だった。チャイコフスキーを盲目的に愛した妻アントニーナの狂気的な心を映像で昇華させていく展開がとにかくシュールで退屈な映…
「きみの色」 落ち着いた色調と淡々と進むシンプルなストーリーがとっても優しい作品だった。登場人物の具体的な背景はほとんど描かず、主人公が見るそれぞれの人の色だけを人物描写にした作りも面白い。監督の山田尚子作品としてはそれほどハイレベルじゃな…
「サユリ」 カルト映画的な怪作だった。前半のいかにも残忍なホラーテイストが、後半、爆笑コメディに変わっていく爽快感がたまらなく楽しい。物語は悲惨な展開なのに、見終わって悲壮感が全くないという奇妙ながらも心地よい映画だった。監督は白石晃士。 …
「ポライト・ソサエティ」 イギリス発のインド映画という奇妙な作品で、インド映画独特のダンスシーンやスローモーションも多用し、イギリス映画らしい洒落た感はほとんどない作品でした。荒唐無稽なストーリー展開もさることながら、キレのないアクションシ…
「愛に乱暴」 こういう映画もあって良い。映画の出来栄えがいいものか悪いものか以前に、どうしようもなく入り込めない作品だった。何気ない日常を描くのだが、そこにどこか重苦しいストレスが見え隠れするし、ありきたりに展開する割には、押しつぶされるよ…
「ACIDEアシッド」 もっと際物のホラー系映画かと思ったら、至って真面目なサバイバル映画だった。深読みすれば、酸性雨は局地戦争か何かの暗示なのかもしれないし、逃げる人々は難民問題を暗に描写しているのかもしれない。映像は普通だが、逃げ場のない雨…