「トップガン マーヴェリック」
エキスポシティのIMAXで、二度目の鑑賞。やっぱり面白かった。脚本が非常に良くできてるし、さりげないセリフが胸に響きます。娯楽映画の王道を徹底的に踏襲した構成は、何度見ても楽しい。
「私、あなた、彼、彼女」
自身を主人公にモノクロームで撮り上げたセルフポートレイト的な作品で、シンプルな展開ですが、長回しとカメラアングルで見せる映像のリズムがちょっと魅力ある作品でした。監督はシャンタル・アケルマン。
自室の隅で一人つぶやくシャンタルは、一日目に部屋の家具に色をつけ、翌日それをまた色を変え、その翌日、マットレスを窓際に寄せたりその翌日には壁際にしたりと動かしていく。そんな室内シーンの静の場面の後は、外に出たシャンタルがトラックをヒッチハイクし、その隣でトラック運転手の相手をしている。延々と家庭のことを話す運転手をフィックスでカメラが捉える。性的なサービスもあっさりこなしたシャンタルは、洗面所で運転手が髭を剃り用をすませるのをじっと見つめる。
場面が変わり、シャンタルは友人の女性の家に行く。そこでしこたま食事をした後抱き合い、延々と一糸纏わない姿でベッドの上で絡み合う。真横からのカメラ、真後ろからのカメラ、と順にカメラアングルを変えて延々と二人の絡み合う場面を捉えていく。そして、一夜が明け映画は終わっていく。
シンプルな映画なのですが、どこか個性的な色合いが垣間見られる映画ですが、どこをどう評価するものなのかはさすがに私のレベルではわかりません。