くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

2006-01-01から1年間の記事一覧

映画感想「力道山」

前評判どおりのすばらしい作品。 それは、冒頭シーンから見ても誰もが予測できる感想でした。雪が降りしきる中、一人の男が叫びながらこちらへ走って来る。 そして、時は1963年の東京、ニューハバナクラブ、一人のごつい男が、ぬうっと奥から出て来る。…

映画感想「アサルト13要塞警察」

ジョン・カーペンター監督のデビュー作にしてカルト的なB級映画の傑作とされる「要塞警察」。そのリメイク版が本日見た「アサルト13要塞警察」である。物語のオリジナルはジョン・カーペンターによって練り上げられたものだけにその本筋をはずれることな…

映画感想「サイレン」

堤幸彦監督ということで、本来ジャパニーズホラーは劇場へ行くことが滅多に無いのですが、ちょっと期待して見に行きました。堤幸彦といえばTVドラマ「世界の中心で愛をさけぶ」、「トリック」そして名作「ケイゾク」の独特のサイケデリックな映像が売り物…

映画感想「ホテル・ルワンダ」

2005年アカデミー賞レースの中で「ミリオンダラー・ベイビー」「アビエイター」などの話題作大作が注目される中、主要部門にノミネートされていた作品があった。アフリカの小国ルワンダでの内戦をテーマにした「ホテル・ルワンダ」である。当初、アメリ…

映画感想「PROMISEー無極ー」

チェン・カイコー監督の期待の作品。しかも初めて挑戦するファンタジーの世界ということ、さらに大好きな真田広之が出ているということで、待ちに待った作品でした。全体の印象は期待通りのできばえ。以上でも以下でもないというところでした。 とにかく、C…

映画感想「ミュンヘン」

スティーブン・スピルバーグが満を期しての社会派映画、ついに見てきました。 とはいえ、おそらくスピルバーグ作品でなければ見に行かなかったような内容の作品なのですが。感想から言うと、本当にスピルバーグはこの映画を撮りたかったのだろうか?という疑…

映画感想「フライトプラン」「オリバー・ツイスト」

ジョディ・フォスターが主演しているというだけで見に行った作品である。 ジョディ・フォスターはあの演技力と存在感にもかかわらずあまり作品に恵まれていない。もちろんアカデミー賞主演女優賞を二度受賞しているものの、全体として凡作にも頻繁に主演して…

映画感想「THE 有頂天ホテル」

三谷幸喜の作品には成功作品と失敗作品がある。それは事実なのだ。絶妙なリズムでストーリー展開させていく傑作とどこか躓きながらもところどころに見事な台詞のリズムを作り出している失敗作があるのだ。 当然、前者はとにかく楽しめるし、ラストシーンでは…

映画感想「ロバと王女」

昨年はジャック・ドゥミ監督の仏語15周年ということでジャック・ドゥミ監督の隠れた傑作とされる「ロバと王女」がデジタルリマスターされて東京で上映された。 そして今年ようやく大阪でも見る機会を得て今日見てきたのだ。27歳のカトリーヌ・ドヌーブの…

映画感想「ザスーラ」

昨年から見に行くリストに入れていた作品なのだが、わけあっていけなかった「ザスーラ」を今日は見てきたのです。 監督のジョン・ファブローが70年代、80年代のスピルバーグやジョージ・ルーカスの時代の特撮を目指したというだけあって、全体が非常に暖…