地球に小惑星が衝突するまで三週間に迫った状況で一人の保険の営業の主人公ドッジが隣家の女性ペニーとかつての最愛の人オリヴィアを探す旅にでるという物語。
ちょっとファンタジックな設定ともしかしたら掘り出し物かと思って見に行ったのですが、なんとも映像のテンポがわるい凡作でした。ストーリーが流れ始めるのかと思うとぷつりとバックミュージックが途切れたり次のエピソードに飛んでいく。そのつながりのない展開でしまいにはやたらと退屈になってくる。
ペニーを演じたキーナ・ライトレイも主演のスティーヴ・カレルもおもしろいキャラクターなのになぜか妻に逃げられたドッジもちょっと脳天気な設定のペニーもいま一つその個性がストーリーに生きていない。笑いのところも緊迫感のところもほとんど同じリズムで描かれる物語は本当におもしろくない。
結局、ドッジは父親に会い、ペニーを預けて一人帰るが、それを聞いたペニーはドッジを追いかけてドッジのところへ。あれ?オリヴィアは?というのはどこえやら。二人はベッドでともに最後を迎える。どーんという効果音の後画面は真っ白になりエンディング。もっと、胸に訴えるべきラストシーンなのに、肝心の全体のストーリーが生き生きしていないのでこのラストもぜんぜん感慨がない。こういう映画もあるものだと本当に残念な一本でした。