くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「ブレードランナー2049」

kurawan2017-10-27

ブレードランナー2049」
ここまで長々と間延びさせて描写する必要があるのだろうかという一本。しかも、ストーリーというのは実にシンプルなのだ。ただ、前作からの空気感を見せたいだけにしか見えない作品に仕上がってしまった気がします。監督はリドリー・スコットからドゥニ・ビルヌーブに変わった。

物語は前作から三十年後、レプリカントを作っていた会社は倒産し、新たに生態系の異常による危機が世界を覆っている。永遠に生きることができる旧モデルのレプリカントを倒すブレードランナーであるKが主人公になり物語が進む。

Kが、あるレプリカントを倒すのだが、その住まいのそばに埋められていたものから、女性の人骨が見つかる。どうやら、レプリカントと人間の間に子供ができ、その父親はデッカードだったらしいことがわかり、身を潜めているデッカードを捜索し始めるが、一方で、Kの記憶の中にあるいくつかが、あとから入れられたものでは無いようで、記憶を作る博士の元を訪ねる。

実は、その子供の一人がKでは無いかという展開で進む。途中、ホログラムの美女との恋なども描かれ、近未来の荒廃した世界観の描写がやたら出てくるのだが、どうも一つ一つが長い。

やがてデッカードを発見したものの、政府機関につけられていて、デッカードもKも拘束される。

そしてなんとか脱出するのだが、Kがデッカードの子供では無いこともわかり、実はその子供は女の子で、記憶を作っている博士こそがその娘とわかりエンディング。途中、レプリカントの子供たちが反乱を企てている等の描写もあり、まだ続くのかと思えなくも無いエピソードも入っているが、さすがにそれはしんどいなと思う。

前作の町のイメージの描写を可能な限り踏襲し、似通った世界観を作るべく、努力しているのはわかるが、やはり、前作に及ばなかった感じですね。
途中、何度も意識が飛んでしまいました。