シリーズ第二弾、といっても特に第一作目が私はおもしろかったとは思わないが、まぁ謎解き映画としてそれなりに楽しめたし、今年の冬も特におもしろい映画もないし、本日初日ながら見に行ったのが「ナショナル・トレジャーリンカーン暗殺者の日記」。
ニコラス・ケイジを筆頭に、あまり好きな俳優もでていない。強いていえば「クールランニング」を監督した、ジョン・タートルトープが演出をしていることぐらいが見に行く動機でもある。
お話はというと、前作同様、歴史の謎解きに絡めたインディジョーンズばりのアクション映画だ。あまり期待していなかったせいもあるが、なかなかおもしろかった。
中盤のカーチェイスのシーンもマンネリシーンにこだわらず、それなりに工夫もみられたし、脚本も練り込まれているのか、あまり退屈せずにラストシーンで引っ張ってくれた。
それに、このシリーズの特徴として、インディ・ジョーンズシリーズの主人公と違い、主人公が何もかも知っているスーパーマンではないということだ。わからないことは古代語の教授であるお母さんに聞きにいったり、かつてのトレジャーハンターのお父さんがさりげなく活躍したりと、登場人物誰もがそれなりに役割がある。相棒のコンピューターの天才もまたしかりなのです。
と、まあそんな展開でリンカーンの暗殺の時の逸話をおもしろおかしく謎解き風に描いていきます。
それほどスケールの大きさも感じないそれなりの作品ですが、見て損のない、娯楽映画としては成功作ではないでしょうかね