くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「インフェルノ」「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」

kurawan2016-10-28

インフェルノ
シリーズ第三弾、ダン・ブラウン原作の謎解きサスペンスである。脚本がデビッド・コープに変わったことで、謎解きの面白さより、ストーリー展開のスピード感に重点がおかれた作品に仕上がっている。監督はロン・ハワード

一人の男、ゾブリストが何者かに追われてるシーンから映画が始まります。そして塔の上から飛び降りてタイトルへ。画面が変わると、主人公のラングドン教授がフィレンツエの病院で目を覚ます。頭に怪我をしていて、意識が朦朧とする中、必死で起き上がろうとするが、そこに一人の女医シエナがやってくる。ところが、警官らしき女が飛び込んで来て銃を撃ち迫ってくるのでとにかく逃げる。こうして物語が始まる。

大富豪ゾブリストが人類の大半を殺すことができる細菌を開発し、どこかに仕掛けたらしいということで、その細菌を発見して人類を救うべく奔走するのが本編となる。

さっきも書いたように、謎解きは次々と解けていって、とにかくアクション的なスピード感でどんどん物語が先に進むので、ノンストップ系の映画という感じに仕上がっている。

結局、クライマックスのどんでん返しも、それほどのサプライズ感はなく、この程度ならあり得る想定の範囲のできあがりだった。でも娯楽映画ならこれくらいでいいのかもしれない。面白かったですけどね。


闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」
今回でこのシリーズ最終章ということで、ちょっとメロドラマティックな仕上げでラストを締めくくる。いつものような暴力シーンもあるが、丑嶋が大暴れするという爽快感とはちょっと違う。まあ、気楽な娯楽映画でしたね。監督は山口雅俊です。

丑嶋の事務所にかつての中学時代の知り合い竹本がやってくるところから映画が始まる。そして、丑嶋の中学時代の生活ぶりをフラッシュバックさせながらのややセンチメンタルな展開が本編の間に挿入されるというストーリー構成になっています。

時折ホロッとさせるエピソードと、桁違いな暴力シーンが交錯し、いつものウシジマくんシリーズの空気が満載の一本で、いつもながら、最後まで楽しむことができました。ただ、いつも思いますがあ、このシリーズは本当に女っ気の色気の少ない映画だなと思います。