くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「オール・チアリーダーズ・ダイ」

kurawan2015-03-25

去年だったか、チアリーダーが巨大になる映画を見たが、なんと今回は、死んでからよみがえるという代物、まったく、こんな映画よく作ると思う。しかも、むんむんするほどのセクシームードは、さすがにアメリカでないと実現しないジャンルだから、ある意味、独特の作品かもしれない。

物語は、本当に単純。とある高校の人気のチアリーダーアレクシスが、その取材されている真っ最中に、脳天から真っ逆様に落ちて死んでしまう。不信感を持った友達のマディがチアリーディング部に入り、一方死んだアレクシスの恋人テリーは、すぐに別の彼女トレーシーとできてしまったのをみて、この男の素性を疑い始める。

このテリー、アメフト部の人気スターで、女を好き放題にものにしている好かない男。ある日、チアリーダーたちだけでなぜか墓場でパーティしていると、テリーたちがやってきて、もめごとになり、チアリーダーたちの乗った車をテリーたちが追いかけ、そのためチアリーダーたちは崖下へ。それをみたリーナは、必死で助けるも、全員死んでいる。ところが、リーナの持っている不思議な石が彼女たちに入り込んで生き返る。

でも例によって、死人の血が好物のゾンビで、次々とアメフトのメンバーを襲ったりしていく。それもセクシー攻撃をしながらだから、明らかなお色気エンターテインメント。それに、目的もあまりはっきりしないし、一人が襲っているときは、ほかの女たちも妙に興奮したりする。

そんな不思議な石を、テリーが飲み込み、それでパワーアップして反撃。もちろん、最後は、リーナが操る石が反撃、すべての石が女やテリーたちから離れ、みんな死んでしまう。しかし、マディの親友でもあるリーナが叫ぶと、一つの石がマディに入り生き返る。さらに地中に沈み込んだ石が墓の中のアレクシスにはいり、土の中から飛び出してきてエンディング。

音楽センスが抜群に悪いという一本であるが、全編むんむんするお色気と、谷間のアップの連続。その合間のホラーシーンがいかにもB級映画。ストーリーはよく考えるとはてなだらけで連続性が適当で、大した映画ではないのに、それほどだれることなく最後まで楽しんだ一本でした。