くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「ヒロイン失格」「進撃の巨人ATACK ON TAITAN エンドオブザ

kurawan2015-09-24

ヒロイン失格
期待していなかったのですが、これが、めちゃくちゃに面白かった。すっかりハマってしまいました。爆笑とウルウルの連続というか、もう、走り抜けていくマンガチックな展開にのめりこんでしまいました。

映画は、よくあるラブストーリー。幼なじみで密かに恋心を抱いている利太に露骨にアピールする主人公はとり。しかし、あまりにも付き合いがありきたりになってしまったために、どこか燃え上がるという感じにならない利太とはとり。

そこへ、利太に安達という、いかにもどんくさそうな女子が近づいてきて、ストーリーは急展開。しかもはとりに、クラスでもイケメンナンバーワンの弘光が近ずいてくる。

次々とお遊びのシーンや演出が満載で、そのボケとツッコミ、はとりのおばか行動が爆発。しかも、ベタな演出をしつこく交えていく映像作りがとにかく楽しい。

結局、ラストはハッピーエンドとわかってはいるものの、竹内力や六角精児まで登場し、セリフに散りばめられたコミカルな遊びが、とにかくおもしろい。

エンドクレジットに流れる西野カナの曲が、映画のムードを再度メロディに置き換える役割をになって、最高に楽しいエンディングになる。

桐谷美玲はすでに26歳で、女子高生?というわけだが、勢いで演じていく愛くるしさも楽しい一本でした。

進撃の巨人 ATTACK ON TITANエンド オブ ザ ワールド」
前半が思いの外面白かったので、ちょっと期待しましたが、完全に裏切られました。なんか、映画の作り方というのをわかっていないのか、ストーリーを築くということがわかっていないのか、とにかく目の前のことしか考えずに作ったという感じです。残念。

原作がまだ途中であるので、当然ながら、映画として一旦完結しないといけない。前半で、登場人物を若干いじり、ストーリー展開を原作と違う感じに崩したのだから、もっと練りこんだ後半とラストを作るべきである。その辺りをなおざりにした結果、こんな適当な締めくくりになった。

しかも、アクションシーンというのも、後半はとにかく理屈を説明しないといけないことに固執して、なおざりになってるし、クライマックスというものが存在しないので、無理やりのエピローグの画面で終わらせた感じ。もう、いい加減にしてもらいたいですね。

特に、原作のファンでもないし、もちろん、読んではいますが、映画は映画としておもしろいものにしないといけないと思う。二時間もない作品にして閉めるなら、最初から前後編にすべきではなかった。入場料目当てだけの映画でした。