くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

映画感想「ナルニア国物語第二章カスピアン王子の角笛」

ナルニア国物語第二章カスピアン王子の

ウォルトディズニーが仕掛けた一大イベントシリーズ、ナルニア国物語。その第二章がいよいよ公開された。
第一章はさすがにやや子供向きのシーンがなきにしもあらずであったし、全体のストーリー展開もやや散漫な部分も見られたが、今回の「ナルニア国物語第二章カスピアン王子の角笛」はかなりおもしろかった。

二時間半ある大作である。にもかかわらず、全くだれないで引き込まれてしまった。
おもしろい。その一言につきる。スペクタクル性のおもしろさストーリー展開のスピーディさ、それとなく見せる主人公の四人の成長を示すシーンなどなど、微にいって丁寧な脚本となっているのです。

原作があるので、ある程度のあらすじは誰もがつかんでいると思いますが、「指輪物語」と違って、かなりおおざっぱに描写され、読者の想像に任せる部分を多くしたC・W・ルイスの意図の通り、原作をどこまでふくらませるかが、スタッフ達の手腕にかかっています。

その点で、今回は大成功。
冒頭のナルニア国に戻る下りから、一気にかつての自分たちを発見し、ナルニア国の現状を知る。そして、すらっと四人がナルニア国の衣装に替わって浜辺にたつ下りは拍手してしまう。

あとは、圧倒的なスペクタクルシーンが続くにも関わらず、決しておおざっぱにだれてこないために、二時間がいつの間にか終わってしまうのです。
おもしろい、何度もいいますが、おもしろいの一言なのですよ。

この調子なら第七章まで楽しみですね