2025-07-01から1ヶ月間の記事一覧
「ファンタスティック4ファースト・ステップ」 ゆるゆるで中途半端なマーベルシリーズの一本という感じの出来栄え。ホームドラマのようなほのぼの感はいいのだが、悪役も面白みに欠ける上に、どういう存在かよくわからず、ストーリー展開も適当な上に、なん…
「私たちが光と想うすべて」 インド映画初のカンヌ映画祭グランプリ作品。静かに淡々と進むストーリーで、背後に流れる静かな曲、古い風習から次第に変化していくインドの女性の姿が、じわじわと画面から伝わってくる感覚が美しい幻想的な演出で描かれる様は…
「傷だらけの山河」 些細な周囲の不幸を冷淡に切り捨てて事業に邁進するカリスマ的な実業家の姿を重層なストーリー構成で描く社会派ドラマ。山本薩夫監督作品の中では出来の良い方ではないけれど、見応えのある作品でした。山村聰が冷酷な実業家を演じたこと…
「IMMACULATE 聖なる胎動」 怖いというよりなんとも気持ちの悪い映画だった。明らかにB級ホラーなのだが、ゴールデンタイムに上映というのは、どうなのだろう。キリスト教徒ではないからという感覚の違い以前に生理的に気持ち悪かった。監督はマイケル・モー…
「ハルビン」 1909年10月中国ハルビンで起こった伊藤博文暗殺事件の映画化。全編に緊迫感を生み出していく作りは、退屈こそしないまでも、肝心のクライマックスの盛り上がりが、それまでと大差ないことになって、全体の緩急がまとまらなかった感じです。でも…
「愛されなくても別に」 これという大きな展開はないのですが、淡々と描かれる、二人の大学生の孤独と愛の目覚めを描いていく作りは、原作がいいのだろう、ちょっと味のある映画になっていました。監督は井樫彩。 小学校のときに両親が離婚し、母と二人暮ら…
「顔を捨てた男」 何とも気持ちの悪い映画だった。容姿の醜さを揶揄した物語なのはわかるが、映画全体が醜い。シュールな話とはまた違った不気味な嫌悪感に浸る作品でした。監督はアーロン・シンバーグ。 顔が異様な容姿のエドワードが、社内広報映像か何か…
「スーパーマン」 一般的なヒーローとしての清廉潔白なスーパーマンではなくパンクロックなスーパーマン映画だった。主人公のみならず、敵であるレックス・ルーサーもやたら人間臭いし、おバカだがやたら強いスーパードックのクリプトや、どこかの中東の争い…
「殺しの分け前 ポイント・ブラック」 単純な復讐劇ですが、凝りに凝った映像が繰り返され、見ていてとにかく楽しい。とは言え、途中からストーリーとは関係ないようなフラッシュバックや時間と空間の錯綜、技巧的な構図などが頻繁になってくると、実は主人…
「桐島です」 こういう人生もあると思うと単純にヒューマンドラマとして胸に迫る何かがある映画だった。とは言え、実話である。しかも連続企業爆破テロ事件を起こしたメンバーの一人の話であり、決して許容できるものでもない。しかも、作る側のさまざまな偏…
「でっちあげ〜殺人教師と呼ばれた男」 実話とは言え、綾野剛の圧巻の演技と、観客の気持ちを逆撫でするようなストーリー構成、意味ありげな斜めの構図などで、ぐいぐいと映画に引き込まれてしまいました。さらに、決して拍手するようなハッピーエンドであっ…
「ババンババンバンバイアイア」 何の中身もないふざけたギャグアニメ、いやギャグ映画だった。何の中身もないから、何も考えずに馬鹿馬鹿しい笑いに乗って笑えるのだからこういう映画もあって然るべし。程よくまとめた脚本は面白いのですが、演出側に笑いの…
「夏の砂の上」 静かで上品な映画でした。元々戯曲なので、物語の構成や空間の設定は舞台劇を思わせるところもありますが、長崎の狭い階段状の通路を多用した映画的な作りの工夫も見られ、芸達者な役者を配した展開の面白さを見せながら、時間を切り取った流…
「F1/エフワン」 シンプルに面白かった。細かいカットで緊張感を生み出し引き込むオープニング、ローアングルで疾走するレーシングカーを捉える緊迫感、そしてさりげなく盛り込んでいく二人の男のヒューマンドラマ、それぞれがさりげなく絡み合って、ラスト…
「カーテンコールの灯」 話が整理できていないのか、語り方が悪いのか、はたまた演出が悪いのか、ロミオとジュリエットの舞台劇と現実を重ね合わせた展開ながらどっちも中途半端で、現実部分の背景が最後まで見えてこない上に、舞台劇との交錯もはっきりしな…
「パフィンの小さな島」 子供向けの童話のようなお話なのですが、シンプルで美しい色彩と絵に引き込まれているうちに、物語にのめりこんで楽しんでいました。このシリーズは、絵も綺麗なのですが、とにかくお話の展開がとっても良くできているので好きです。…