くらのすけの映画日記

「シネマラムール」の管理人くらのすけの映画鑑賞日記です。 なるべく、見た直後の印象を書き込んでいるのでネタバレがある場合があります。その点ご了解ください。

2007-01-01から1年間の記事一覧

映画感想「ゴーストハウス」

昨日、「サスペリア」のDVDを買って、その解説を読んでいると急にホラー映画が見たくなったので、あまり予定に入っていなかった「ゴーストハウス」を見に行った。この映画のポイントはサム・ライミが製作に参加していると言うことだけである。正直、全然…

映画感想「ピアノの森」

特に期待していたわけではない。これといって、目に付くものもない平凡なアニメだと思っていたのです。ただ、大ファンの上戸彩ちゃんが主演の一ノ瀬海役の声優をこなしているということへの興味のみで見に行きました。アニメとしては本当に平凡な作品でした…

映画感想「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」

シリーズ第五作目となる「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」をみる。 すでに原作では完結編第七巻が出版されたので、後から追いかける形での映画公開である。監督は全作アルフォンソ・キュアロンから代わってデイビッド・イェーツ。人物描写の演出力に定評…

映画感想「ダイハード4.0」

前作「ダイハード3」から何年たったのか?ブルース・ウィリスも年をとったものだが、いまだに頼りになる親父役は見事なものだ。とにかく、冒頭からラストまで、どはでなアクションのてんこ盛り。これでもかこれでもかと派手な展開が後を絶たない。はっきり…

映画感想「憑神」

降旗康男監督の久しぶりの映画「憑神」をみる かなり期待していました。何せカメラ撮影は巨匠木村大作、ときたら素晴らしい作品にならないはずはないのですが、はっきりいって、時代劇のできない俳優達が寄り集まった学芸会のような作品でした。たしかに、降…

映画感想「アポカリプト」

メル・ギブソン監督が圧倒的な迫力で滅亡前夜のマヤ文明を描いた話題の映画「アポカリプト」 期待半分で見に行きましたが、何とも2時間以上にもかかわらず、全く眠くなることもなく、圧倒される展開、映像、に堪能いたしました。物語はあるマヤ族の部族、そ…

映画感想「キサラギ」

「花より男子」の見事に役柄を吸収し、主演の二人を完全に飲み込むほどの魅力的なキャラクターを演じた小栗旬。 その演技力をみて以来、すっかり彼のファンになり、この「キサラギ」も彼の主演映画と言うことで、思い切りの期待で見に行きました。この「キサ…

映画感想「ゾディアック」

実在の迷宮入り事件を題材に描いたデビッド・フィンチャー監督の話題作「ゾディアック」を見る。そもそも、すでに迷宮入りしたことがわかっているのだから、謎解きのゲームはあるけれども、真犯人が見つかるわけではない。したがって、物語をいかにリアリテ…

映画感想「プレステージ」

謎解き映画でその手腕を発揮しているクリストファー・ノーラン監督の「プレステージ」、19世紀のマジックの世界のお話である。といっても、マジックの世界はあくまで背景で、中心になる話は愛する女性を殺されたライバルに対する執拗なまでの復讐劇を描い…

映画感想「ザ・シューター 極大射程」

映画友達が、「この映画掘り出し物でした」という感想、それに”みて良かった映画”のアンケートにいきなり第二位になっていたので、予定していなかったのですが、見に行ってきました。予想では「ボーン・アイデンティティー」のようなアクションであろうと思…

映画感想「女帝エンペラー」

チャン・ツィー主演の中国映画「女帝エンペラー」を見ました。 チャン・ツィーのファンとしてはやはり見たかった映画なので、ようやく時間がとれていったのです。豪華絢爛、中国映画独特の様式美、いわゆる、チャン・イーモウの[HERO」や[LOVERS…

映画感想「300(スリーハンドレッド)」

わずか300人の兵士でペルシャ軍に立ち向かったスパルタ軍の戦いをCGを駆使して描いた歴史スペクタクル「300」(スリーハンドレッドと読む)を見る。原作は「シンシティ」のフランク・ミラー、当然映像自体が、まるで「シンシティ」の世界。結論から…

映画感想「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」

いやいや、大ヒットシリーズの最終編、とにかく最高におもしろかった。そして最高に感動できました。 期待はしていましたが、期待以上におもしろかったといえますね。そもそもこのシリーズ、一見、ジョニー・デップのジャック・スパロウが主人公なのですが、…

映画感想「スパイダーマン3」

いろいろ忙しくて映画にいく機会がなくて、前回「ロッキーザ・ファイナル」をみてからかなり時間があきました。本日、ようやく「スパイダーマン3」をみてきました。そもそも、私はサム・ライミ監督の大ファン、独特の映像、スローモーションやヒッチコック…

映画感想「ロッキー・ザ・ファイナル」

また「ロッキー」を作るのか!なんていう罵声があちこちに聞こえた。この「ロッキー・ザ・ファイナル」の製作発表の頃である。 過去の栄光にしがみついているシルベスター・スタローンを罵倒する声もかなりあった。そんな人は皆、第一作「ロッキー」で人生を…

映画感想「ゲゲゲの鬼太郎」「バベル」

ちょっと期待の「ゲゲゲの鬼太郎」、とはいっても日本のアニメの実写映画化でかろうじて成功していたのは「キューティハニー」くらいのもので、それ以外は惨憺たる代物だったので、かなり不安でした。宣伝フィルムを見る限りでは、かなりのスピード感のある…

映画感想「ハンニバルライジング」

名作「羊たちの沈黙」に始まったトーマス・ハリスのハンニバル・レクター博士のサスペンスシリーズも、とうとうその生い立ちに迫る「ハンニバルライジング」に行き着きました。出だしは、非常に閑静で美しい森の一角に立つ豪華な城、ハンニバルの父のもつレ…

映画感想「ブラックブック」

ポール・バーホーベン監督が古巣のオランダに戻って、久しぶりにメガホンをとった。 ハリウッドで監督をしていたときは、ややB級のマイナー映画を中心に発表してきたが、今回の「ブラックブック」は戦争大作である。ナチスの侵攻で迫害されているユダヤ人女…

映画感想「サンシャイン2057」

B級のSF映画だろうと高をくくっていたのですが、大好きな真田広之がハリウッド映画にでると言うことで、見に行ったのです。何とも不思議で、先の読めないストーリー展開でしたが、それでも、退屈することなく1時間50分ほどを過ごすことができました。…

映画感想「大帝の剣」

やってくれました、堤幸彦監督。別に壮大な歴史ドラマを期待していたわけでもなく、ハリウッド映画につきものの見事なCGアドベンチャーを期待していたわけではない。しかしながら、この映画は本当に楽しめた。いわゆる冒険娯楽活劇。かつて、世界中の映画…

映画感想「ブラッド・ダイヤモンド」

映画というのはまず第一に、観客をスクリーンに引きつけなければいけません。いくら描きたいテーマが重いものであっても、最期まで作品を見てもらわないとテーマを伝えるどころではないからです。この「ブラッド・ダイヤモンド」はその点で素晴らしい映画で…

映画感想「蟲師」

大友克洋監督が久しぶりにメガフォンを取った実写映画「蟲師」をみる。 特に大友監督のファンでも、アニメのファンでもないが、どこか期待の作品であった。冒頭からラストまで、ひたすら静かな映画であった。日本の原風景そのものの自然の中の昔ながらの日本…

映画感想「デジャヴ」

予想以上におもしろかった。 というより、予想より遙かに良かったと言うべきか・・宣伝にフィルムを見た段階では、ちょっとしたサスペンスだろう程度にしか思っていなかったのだが、なかなかどうしてかなり良くできている。 主人公ダグ・カーリン(デンゼル…

映画感想「ナイトミュージアム」

なんとも、お手軽な映画でした。 夜になると、突然、博物館の中の動物やら、人間やらが動き出すというなんとも、ありそうでなさそうなお話。出だしから、いきなり、見せ場が続出。そして、その繰り返しの中で、なぜ、動き出すのか?そして本編の背後にある別…

映画感想「蒼き狼 地果て海尽きるまで」

懐かしい大好きな名作「Wの悲劇」の澤井信一郎監督で、これまた大好きな角川春樹製作の大作「蒼き狼 地果て海尽きるまで」を見る。正直、薄っぺらな大作映画だろうと高をくくっていた。冒頭部分から、人間が描けていないなどとえらそうに思いながら見ていた…

映画感想「パフューム ある人殺しの物語」

18世紀パリは悪臭が蔓延していた。そもそも入浴の風習がなかったフランスでは香水で大衆を消していたのである。ちなみに、マリー・アントワネットがオーストリアから嫁いでくるが、オーストリアでは入浴の習慣があったので、その習慣がフランスへ持ち込ま…

映画感想「さくらん」

舞台演出家としてのカリスマ蜷川幸夫の娘にしてフォトグラファー蜷川実花が映画初演出。当然映画ファンとしては色眼鏡で見てしまう。どこかに欠点はないか、かつて[CASSHERN」の紀里谷監督のような独りよがりになっていないかと目を皿のように見て…

映画感想「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」

ここまで徹底的にふざけてみたら何とも最高に痛快である。 それに、この映画はテレビドラマでは作れないスケールもしっかりある。だから楽しい。だから映画館に足を運んでも全く損だと思わない。そもそもバブルによる経済破綻を招いたのは当時の大蔵大臣の馬…

映画感想「ドリームガールズ」

今年最大のアカデミー作品賞期待の「ドリームガールズ」をみてきました。 そもそも、ミュージカルは嫌いではない上に、久しぶりのアメリカ的群衆ミュージカルに期待でした。あっという間に二時間強の上映時間が過ぎ去ったと言うべきです。 「えっ!もう終わ…

映画感想[DOAデッド・オア・アライブ」

題名を聞いただけでピンときてしまう。3Dゲームの実写映画化である。 宣伝フィルムを見たときに、なかなかおもしろそうだと目をつけていたが、完全にB級映画である。「チャーリーズエンジェル」ばりの美女がセクシーなコスチュームに身を包んで剣を振り回…