くらのすけの映画日記

大阪の社会人サークル「映画マニアの映画倶楽部シネマラムール」管理人の映画鑑賞日記です。 あくまで忘備録としての個人BLOGであり、見た直後の感想を書き込んでいるので、ラストシーンまで書いています。ご了承ください

映画感想「大長編 タローマン 万博大爆発」「バレリーナ The World of John Wick」

「大長編 タローマン 万博大爆発」

なんだこれは!冒頭から始まるこのフレーズが全編に行き渡って、結局なんのことかわからないほど支離滅裂に、常識をぶち壊していくストーリー?展開にあれよあれよと訳もわからずなぜかラストシーン。面白かったのか、面白くなかったのかさえ不確かになる映像の洪水に圧倒されてしまう。まさに岡本太郎の、芸術は爆発だ!を映画は爆発だ!と言わんばかりのはちゃめちゃ映画だった。監督は藤井亮。

 

1970年、万国博にわく日本、そこに2025年から恐ろしい奇獣たちが万博消滅のために現れる。でたらめな奇獣に対抗するためにはでたらめなエネルギーが必要だとCBG(地球防衛軍)は、タローマンと共に未来へ飛び出していく。2025年はまさに昭和100年、そこでは常識的な秩序に溢れていたため、でたらめなエネルギーは絶滅寸前だった。そこで、過去から来たタローマンは、訳もわからず活躍して、奇妙奇天烈なキャラクターたちと協力して、戦いに臨んでいく。

 

しかし、なんと秩序を作っているのは過去のCBGのメンバーの未来の姿だったりして、しかも、常識サイボーグなども現れて、なんのことかわからないままに、タローマンはでたらめエネルギーを貯めて最後のトドメを刺そうとしたら、地下に埋もれていた太陽の塔が飛び出し、全てを破壊して、でたらめの絶滅を阻止。CBGらは、全てを終えて過去に戻ってくる。そこでは太陽の塔が脱走したというのでCBGが出動して映画は終わる。

 

とまあ、そんな話だった気がしますが、なんせなにがなんだかわからないままに、ギャグなのかどうかも定かではなく、ストップモーションアニメやら普通のアニメやら、ミニチュアワークやらの混同も楽しくて、しかも色彩の反乱、岡本太郎芸術の爆発で、見ている自分たちが右往左往したままに終わりました。そんな映画でした。

 

 

バレリーナ The World of John W ick」

スタイリッシュな映像でアクションに次ぐアクションの連続という映画だった。このシリーズの特徴ですが、映画全体に緩急がなくて、映像の工夫とアクションの多彩さで魅せていくパターンになる。人間ドラマも若干挿入していますが、敵対する組織同士の話に主人公の過去の復讐を絡めたので退屈せず面白かった。監督はレン・ワイズマン

 

警察署の廊下で、顔に血がついた一人の少女イヴがバレエのガラスのおもちゃを握っている場面から映画は始まる。フラッシュバックして、イヴと父親の長閑な日々に突然何者かが襲ってきて、父は殺される。その際、襲ってきた男たちの二の腕に十字の傷をイヴは目撃する。廊下で待つイヴに一人の男が近づいてきて彼女をルスカ・ロマという殺し屋組織に誘う。

 

やがて十四年が経ち、立派な娘になったイヴは殺しの技術も一流になっていた。初仕事の後、二ヶ月ほどして、自分の殺した相手の二の腕に十字の傷を見たイヴはコンチネンタルホテルのウィンストンを頼り父親の復讐に立ち上がる。まず、ダニエル・パインという男に情報を探りにいくが、彼はある教団に命を狙われていた。ダニエルはエラという少女を教団から連れ出していた。イヴが踏み込んだ際、教団からも突入されその中で、ダニエルは瀕死の重症になり、エラも連れ去られる。

 

イヴはウィンストンらから、さらに詳細な情報を得て、武器販売しているシャロンの店に行くが、そこも教団から襲われる。シャロンから教団のアジトを教えてもらったイヴは山深い雪の降る村を目指す。その村は村民全てが教団のメンバーだった。単身乗り込んだイヴは激しい銃撃戦を繰り返す。実は教団とルスカ・ロマは協定を結んで争いを避けていた。教団の主催者は、実はイヴの父親で、しかもイヴにはレイという姉がいて、この村で再会するが、銃撃戦の中でレイは死んでしまう。

 

ルスカ・ロマのディレクターはジョン・ウィックを派遣して、イヴを説き伏せいようとするが、ジョンはイヴの姿に、30分だけ復讐の機会を与える。そしてイヴはついに教団のリーダーを倒し、エラを助け出す。全てが終わったイヴだが、組織からイヴ暗殺の指令が降ったことを知り、何処かへ消えて映画は終わる。

 

映像も美しいし、絵作りが良いので、映画がエンタメとして楽しめるようになっている。美しいヒロインという設定ゆえに、アクションも華麗に見えるし、復讐劇と組織の対立を組み合わせた構成も、観客を惹きつける面白さを生み出していた。娯楽映画として十分な出来栄えでした。