四十年ぶりの再見でしたが、ほとんどの場面を覚えているし、やっぱり名作ですね。四人のキャラクターが見事に色分けされているし、散りばめられるさりげない会話の数々が、懐かしいあの頃を思い出させてくれます。90分足らずなのに、何とも言えない哀愁がラストに漂ってきて、心に染み渡る感動を生み出す。素晴らしい名編とはこういう映画を言うのでしょう。良かった。監督はロブ・ライナー。
一台の車の中、作家のゴーディが幼馴染で今は弁護士をしていたクリスが刺されて死亡したと言う新聞記事を読んでいるところから映画は幕を開ける。そしてゴーディは十二歳の頃、地元キャッスルロックの街で過ごした子供時代を思い返す。
ツリーハウスで集まっているゴーディ、クリス、テディ、そしてそこにバーンがやって来る。バーンは、へそくりを地面に埋めていたがその場所を忘れてしまい、あちこち掘り返している時に、この町のエースたち不良グループが、ここ最近行方不明になっている少年の死体が森の奥にあるというのを聞く。
死体を発見したら街の英雄になれると思ったクリスたちは早速親たちに嘘をついて四人で泊まることにして集まり、30キロ先にあるという死体を見にいくことにする。途中、汽車に轢かれそうになったり、森の中でヒルに襲われたりしながら、ワイ談やふざけ合ったりしながら目的地を目指す。
ゴーディは、四ヶ月前に兄デニーを事故で亡くし、両親がまだ立ち直れず、自分が死んだらいいと思っているのではないかと悩んでいた。クリスは家が貧しく、給食費を盗んだことで停学になり、将来、悪い人間になるしかないと思っているが、ゴーディはそんなクリスを励ます。テディは、ノルマンディー作戦に従軍した父親が自慢だったが、父は戦争のトラウマでおかしくなったことで悩んでいた。
それぞれがそれぞれに幼いながらも悩み、将来への不安を持ちながら、それぞれの友情に支えられて過ごしていた。クリスはゴーディの作家の才能を褒め、将来その方へ行くべきだと事あるごとに勧めた。やがて四人は目的地に到着し、死体を発見するが、そこへ車でやってきたエースたちが立ちはだかる。しかしクリスは毅然とした態度でエースたちに歯向かったので、エースはナイフでクリスを脅して来る。ところがクリスが持ってきた銃をゴーディがかざし、ついにエースたちを追い返してしまう。死体は結局匿名で警察に通報、自分たち四人は日曜の明け方、街に戻ってきた。そしてそれぞれの家に分かれていく。最後の場面を書き終えたゴーディに子供達が出かけようとやって来る。ゴーディが子供達と車で走り去って映画は終わる。
散りばめられる懐かしい言葉の数々、アメリカと日本という全く違う舞台なのに、共通した何かを感じてしまうノスタルジックな展開がとにかく素敵で、切ない。本当にいい映画というのは普遍的なものなんだと実感してしまう名編でした。
「映画ラストマン FIRST LOVE」
テレビスペシャルレベルの映画ではあるけれど、二時間弱の映像に仕上げるにあたっての丁寧に練られた筋立ては評価できる一本でした。悪役がもうちょっと配役を考えればもっとハイレベルになった気もしますが、テレビシリーズの映画版なのでその辺りは制約もあるでしょうから、これくらい楽しめたのならいい、という作品だった気がします。監督は平野俊一。
FBI捜査官皆実と心太朗の活躍を簡単に説明し、皆実がアメリカに戻って2年が経つ。FBI捜査官皆実が、とある建物にメンバーと突入、一人の人間が殺されている現場に遭遇するところから映画は幕を開ける。そして1993年、プリンストン大学、皆実が大学生だった頃、盲目を揶揄われたところを、一人の女子大生ナギサに助けられる。そして二人は急速に接近、時は2026年になる。警視庁にFBI捜査官のユンが友好交換研修でやってきた。折しも、北海道から心太朗への応援要請が来る。
ロシアから亡命希望で北海道へやってきたナギサとニナの母娘を第三国へ亡命させるために警護をする仕事だった。二人はロシアからの追っ手を逃れて日本大使館にとりあえず避難していた。そして亡命承諾の手続きが完了するまで警護することになる。皆実が関わっていたこともあり心太朗が招集されたのだ。
北海道へやってきた心太朗は、皆実と再びタッグを組み、ナギサたちをニセコの貸別荘に匿うが、突然、何者かに襲われる。しかし、皆実たちの奮戦で退け、首領らしき男を追って皆実と心太朗が車で追跡するが、逆に大勢に返り討ちに会い皆実は負傷してしまう。FBIらの応援が駆けつけ、皆実と心太朗は助かったが、相手は国際テロ組織ヴァッファのグレンだと判明する。
皆実らは、期日の時間までナギサ達を函館に移送する計画を立てる。三つの車両に分かれて函館を目指すが、途中、ヴァッファに襲われ、ナギサは拉致されてしまう。その直前、皆実はナギサに、本人ではないであろうと話す。実はナギサと思われていたのは、妹のシオリだった。ロシアで次世代の人物認証システムを構築した謎の天才プログラマーを逃す際、ナギサは亡くなったのだという。さらに、そのプロジェクトのリーダーであった天才プログラマーこそニナだと暴く。
グレンから、ナギサ=シオリを返す代わりにニナを皆実と心太朗のみで連れて来るように連絡が入る。取引場所にやってきた皆実達だが、これまでの作戦が敵にバレていたのは、警察署内にスパイがいたからで、そのスパイはトニーだと皆実は暴いていく。皆実らはシオリを救出するがグレンが逃走、ニナは別車両で保護していたが、グレンが襲いかかりニナを拉致し、函館から船で逃走する。それを追って皆実がその船に飛び乗り、船内でグレンと大乱闘の末、グレンを倒す。しかし、船が防波堤に突進していた。皆実はニナを救出したが船は防波堤に衝突し大爆発してしまう。
警視庁は、亡命希望者の一人ニナの警護に失敗したと報告し、シオリだけを空港へ連れていく。一人ロビーで待つシオリに、死んだと思われた皆実と心太朗が現れ、ニナは無事で、死んだことにした方がニナの知識が狙われなくなるだろうという作戦だったと告げる。シオリは飛行機内でニナと再会し、亡命先へ向かう。最後に、皆実はシオリから、かつてナギサからシオリが託されていたフロッピーディスクを受け取る。皆実と心太朗がそれをパソコンで開くと、学生時代の皆実とナギサの幸せそうな姿が映っていた。こうして映画は終わる。
所々に、かなり無理のある展開がないわけではないけれど、テレビスペシャルだと思ってみればそれなりに楽しめる映画でした。
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